正直、何を書いても不謹慎さが拭えない、あの秋葉原通り魔事件で。
あまり触れる人が居ない気がするんだが、「アキバで自殺するつもりだった」と保護されたヤツやら、アキバで髪を切って更なる凶行をしたヤツやら、そこら辺と関連付けて今回の事件も考えられないものか。
要するに、オタク趣味に傾倒してて、他に寄る辺の無い人間が、唯一のホームグラウンドとして秋葉原に来るという、近年の状況。
当人たちみたいな人間が、その場に居る事を許されそうな場所として、秋葉原に来るタイプ。実質的な目的があるかと言えば、多分無い。何かを買うとかにしても、どれほどそこにオタク的な価値観や感覚が働いてるのかは、微妙。
別にそういう人たちを安易に否定するつもりなんじゃなくて、そういう傾向を持つ人、そして主観的には行き詰まってるヤツが、今の秋葉原には居るんじゃないかと、それだけ。
 
個人的には、人を人として認識してないような殺人をしているこの事件は、なんともオタク的だと感じる。計画性の偏り具合や、快楽以外を犯人が得られない事件性とか。要するに独りよがりな妄想の発露。
だから、マンガ・アニメ・ゲームがダメだと繋がるのは、正直ただの差別意識だと思う訳だが。
いや、多分犯罪に影響するモノしないモノをみんな暗に理解しつつも、都合のいい解釈で相手をやり込めようとし合ってるからタチが悪いんだな。
 
あと気になるところは、「キモヲタざまあwww」と言わんばかりな連中の態度が、『社会派くんが行く』の唐沢俊一とイメージ被って、アンチオタクが昔ながらのオタク的な態度、対象を見下した態度を振る舞ってるのが、ネット以降の人間に共通する歪みと思えて仕方ない。
 
本当、自分自身含めオタクと非オタクの嫌な部分ばかり、発言者から表出する話題。
これでホコ天が無くなるとか、表現規制が生じるとかした時、オタクが犯人を罵って被害者ヅラをするところは、個人的に一番見たくない。
 
もう、こんなオタク的な事件は懲り懲りだ。