SFは何冊読めば語れるか、もしくは騙れるか、ってのが最近のホットトピックスらしく、それに応じるよう例の免罪符「1000冊読め」がまたいじられてまんな。
とりあえず、一昨年くらいからSF小説を漁り始めて、およそ150冊くらい読んだよ!!……50冊越えた辺りから「何を読んでも面白い」感が薄れてきて、100冊を越えた辺りから「ああ、つまらないヤツも読んでしもた」感をたまに覚え、今現在は「手ごろなSFならとりあえず惰性で読むよ!!最早そこに意味も価値も目的も無いね!!」というレベルまで堕ち、正直語るどころじゃない。1000冊に到達した頃には、埋まった書棚に満足する以外の感覚を失っているんじゃなかろうかと。
 
つまり、一番語れるSFは小中学生の頃から何度も読み返した「火の鳥」に決まってるじゃねーか!!
 
それ自体が実は騙りなのは言うまでも無い。
 
結論、鉄は熱いうちに打て。
冷めたどころか錆びている。
 
まあ、語れるかどうかなんてどうでもいい。その一点のみを動機に物事へ取り組む姿ほど不純なものはねえ。そんなん驕りだ。
 
それにしても騙りと驕りって似てるな。使い古した15インチブラウン管ディスプレイじゃ区別出来ねえ。コレが「高度に発達した文字はゲシュタルト崩壊」というヤツですね。