俺らの世代じゃオタク趣味の奴なんぞ腐るほど居て、だから自分より濃い奴やヤバい奴もいっぱい居る訳で、今更同じステージで勝負しようとしてもそいつらにすら追いつかん、追いついても今度は上の世代にダメ出しされる、だから「オタク趣味だけ」って本当に難儀な生き方だよなー、とある時期からじわじわと思うように。
よっぽどオタク的な振る舞いを貫く事に自信や意欲や野望でもない限り、オタク一直線は無理だよなあ俺ももう25だし、とか。元々ヌルオタだという点もあるが。
オタク趣味にプラスアルファ、もしくはその逆でオタク趣味がプラスアルファになるような何かを持つ生き方しないとダメだわ、世の中に埋もれるわ、世間に消耗させられるわ、と考える今日この頃。
それでも世の中には「オタクである事」だけに満足している人たちがいっぱい居て、まあ「本人たちが楽しければいいんじゃねえの?」とも思うのだけれど、その生き方で10年後や20年後はどうするのかと考えてしまうフシもある。
脱オタとか隠れオタとかで、それっぽく世の中には紛れ込めたけれど行き詰まってる人たちなんかは、このプラスアルファ要素に欠けてるんじゃないか、とも。
もうオタク自体はマイノリティでもなんでもない人口規模になっているし、仲間が欲しいだけならネットでも実社会でもちょっと探せば見つかるんだよなあ。嗜好が合うかどうかはともかくとして。
「“ガンダムだけ”好き」な世代とか、自然とそれが出来てそうな気がする。主軸としての何かとガンダム、もしくはガンダムと実生活に役立つ何か、みたいな。
何かって何だよと言われそうだが、俺に聞くなそんなん。知らんよ。
個人的には大学時代にオタサークルを意図的に避けて音楽サークル入ったのとか、そこから学生団体や学園祭の運営に手を出したのとか、そういうのを一通り経験してついでに留年もしてからオタサークルの立ち上げを一からやったのとかは、意外と役に立ってるというのが実感だけど、まあこの程度じゃまだまだ足りないという気がするんだよ。
 
要するにメシ食う上で困らないスキルとか、オタク趣味以外の長く楽しめて自発性が必要な趣味とかが欲しいよね、と思うんだけど。
まあ同人なんかでもいいのかも知れんけど。
いや、他に何か欲しいな。うん。
 
……資格とか?
 
いや、別に資格マニアとか興味ないから。