http://d.hatena.ne.jp/orangestar/20070212/1171208604
オタクの糧になるのはトラウマよりも、周りとの違和感とかギャップとかじゃないの?と思ったりする。周りの人が共感しにくいモノに、興味を惹かれたりドップリとハマり込んだりするから、オタクなんじゃないの?
なんで自分にとってはコレがこんなに魅力的なのに、他のヤツらは自分ほどは興味持たないんだろう、とか。そこから、自分なりに魅力を掘り下げていったりとか、周りに共感してもらおうと必死で喋ってウザがられたりとか、微妙にその気があるヤツ捕まえて洗脳しちゃったりとか、んでもって同志の集う狭いコミュニティを見つけて「俺たち特別(もしくは変態)」感を味わったりとか。
つうか、それって性欲の捌け口としての意味でしか2次元語ってなくねえ?俺なんか2次元に害されたせいで、時々本当にヤバイ視線をリアル幼女に向けてたりして、とっても死にたい気分になったりするけどね。まあどうでもいいよね。でも、リアル幼女萌えるよね。むしろ、リアル幼女の方が萌えるよね。え、犯罪?とにかく俺の性癖はおいとくとして、大抵歳を取ってきたらオトナの薄汚いノスタルジーっていうのは出てくるでしょ、対象が2次元だろうと3次元だろうと。別に実体験してようとしてなかろうと。だから、トラウマ云々とかはどれほど意味があるんですか?
つうか、実体験して、そのまんま成功して、こっちくんなガキ共、という裏のあるお説教なんですねきっと。すげえ。やっぱ年寄りオタは違うなー。え、違う?
まあ、俺も20代半ばですが、萌えドッグではないので年寄りオタではない……と、言い切れないよな。ああむなしい。
しかし、小中学生のうちから「2次元に逃避」出来るなんて、そんなオタク界のサラブレッドを現実に返すなんて勿体無くないか、むしろそのレベルじゃもう手遅れじゃじゃねえのか。かえってそういうのに一切アプローチしなかったという後悔の方が、背負った業としては重いんじゃねえか。むしろ、現実で成功した過去がありながら、今2次元とかの方がかえって悲惨過ぎて死ねると思うんだが。うん、忘れていた記憶が甦り始めて軽く鬱になるね。
 
そんな訳で『オタクとトラウマと青春と - 記憶のメモ帖』のkir_royalさんは、安易にトラウマという語を使ってしまうダメな人に一本釣りされたんだと思います。結構酷いなこの台詞。しかし、没入型オタクとライフスタイル型オタクの感覚の違い、という見え方もここから出来て、面白い。どう現実にアクセスしてるのかが見える。というか、卑屈なおっちゃんオタクとドライなあんちゃんオタクの違いじゃんか。多分もう、おっちゃんになったら引き返せないんだよ。きっと。だから、ああいう思考回路になっちゃうと思うんだ。きっと。
 
つうか、オタクを頑張るのは学生の間までにしといた方がいいと思うんだ。本気で。ほら、人間て仕事持ったり家族が出来たりすると、新しい趣味始めたりすんのしんどくなるから。その上、今までやってた趣味もだんだん疎かになっちゃったりするしね。まあ、仕事も家族もない人生という選択肢もあるが、それは多分オタクですらないな。人間のクズだ。……あ、俺だ。
 
しかしだ、一番の謎は、あのエントリに50以上もブクマが集まってるって点じゃねえかな……。
あれのどこに真実味が?シニシズムアイロニズム
 
どうでもいいけど、大学へ入学した途端に女子高生の太腿にフェチズムを覚えたのは、まったくビックリだったね。どうでもいいと思ってたものほど、あとから気になるんだね。多分。その程度。ノスタルジーと美化と、あと、スケベ心。