思想信条右往左往

どこで見たか覚えていないが、『サヨクサヨクと指摘すると否定する』みたいなブログ記事を、つい最近見かけた気がする。タイトルしか覚えていないが。もしかするとブックマークのコメントかもしれない。まあ、曖昧なので検索する気もしない。
多分、『サヨク』と指摘を受ける人は『左翼』ではないから否定するんじゃないかと。多分それは、彼らが本物の過激派やプロ市民や政治政党の内実について大なり小なり知識を持っており、そしてそれらに加わっていないからなのでは。主張の違いとか、派閥闘争とか、現実味の無さとか。また、過去に『左翼』のイメージが極めて悪くなったことを理解しているから、自称は避けるんじゃないかと。一般人に近い『サヨク』は、東大やあさま山荘よど号とか、市民団体のデモとか、そういう映像が臭わす『左翼』のイメージを覆すのは難しい、と直感的にね。
逆に『ウヨク』は『右翼』の実態を知らないのでは。どんな派閥があって、どんな主張があって、そういうのはお構いなし。だから基本が国家・民族・天皇制、全肯定。
つうか、この『指摘』ってネット上の話でしょ?別にヌルーい『ウヨク』と『サヨク』が酒の席で政治談議したって、殴り合いにはならんわな。「とにかく生活ラクになんねーかなー」でお終いですよ、多分。一般人が政治に求めるものなんて、結局それくらい。
 
愛国心が本当に必要なのは国民ではありません。国家の諸機関です。司法・行政・立法に携わる人々です。教えるなら小学校なんぞでなくて超難関大学進学校でやりゃあええ。お前らが国を運営するんだから、こういう心構えを持て、と。そこは右翼的且つ帝王学的に。でも、国民の福祉も考えなければなりません。そこはもちろん左翼的に。で、状況に合わせてそれぞれを天秤にかけて。財政に余裕がある。じゃあ福祉充実。余裕が無い。じゃあ税率引き上げ。国民あっての国家、国家あっての国民。
民族?そいつはようわからんね。自分のDNA調べた訳でも無いしさ。醤油顔だから渡来系かも知れんねー。
 
結論:不勉強な人間が政治を語ってもたかが知れている。弱者は生存権がより良い形で認められていそうな側につく。だから、時に騙される。