読むばかり、作りはしない

空気嫁」、まず言い換えてみる、「場をわきまえろ」「雰囲気で理解しろ」「歩調を合わせろ」「文脈から外れるな」、こんな感じか。まあ、言ったら「負け」って訳でもないし、言い方次第で幾らでもリカバー出来る事。馬鹿とハサミは使いよう。
つうか、どうしてこうも物事を「勝ち負け」で判断する風潮が定着したんだろう。しかも、勝ち負けって言うからにはゲーム感覚でライトにやってるのかと思うと、そうでもない目つきや口調で語る面々が跋扈している訳で。
そして空気感を大事にしている層がいちいち小さな「勝敗」を気にしている間に、空気を作る連中や空気を変える連中が重宝されてどんどん先に進んでいって、気がつけば「勝ち組」なんて呼ばれるようになるんだね。
あと、空気は適度に換気しないと淀むんだよ?知ってた?
 
空気を作る技術は難しい。生得的な傾向があるかも知れない。だが、効果は圧倒的である。
空気を読む技術は、社会に属する以上はある程度要求される。けれど普通の人なら大なり小なり持っている。全く欠如していれば冷遇・排除される。
空気を変える技術は、それほど注目を集めない。それなりに向き不向きもある。だが、要所要所は押さえていれば一目置かれる。
 
まあ空気を読むだけの連中は、うざったらしいが憎めない。空気を作ってしまう奴の暴走や、空気を変える奴の抜け目なさの方が場合によってはタチが悪い。空気読めない奴は扱いが面倒だが、ヤバい流れにはブレーキ役を演じることもある。
場の流れに応じてこれらの役割を自在にロールプレイ出来れば理想的。
 
テクマクマヤコンテクマクマヤコン、千の仮面を持った演劇少女になーれ」
 
結論:空気じゃ腹は膨れない
 
メチャクチャだあ!!