ようするにこれはインターフェースの問題

http://www.j-cast.com/2006/09/08002881.html
これってさ、「パソコン→ケータイ」を「ミニコンポ・液晶テレビ→パソコン」に置き換えても通じるよね。
高音質のSACDや迫力ある地デジ大画面なんて興味無い人たちに、最新のミニコンポや液晶テレビなんて不要じゃない。普通のCDならパソコンで再生出来る、ネットからも音楽ファイルが手に入る、地デジチューナーなら最新パソコンに入ってる、画質を気にしなければ動画共有サイトでもっと自分好みな番組が観れる、だから最新のミニコンポも液晶テレビも要らない。
同様に、ハードディスクはほぼ初期状態でネットとメールくらいしかパソコンを使ってない人たちには、新型機のマシンパワーや地デジ対応なんてのは要らないでしょ。ケイタイでもネット出来る、ワードやエクセルのデータくらいなら扱える、音楽も着うたサイトで買えるし、ワンセグでテレビも観れる、だからパソコンは要らない。
結局、自分の身の丈にあったインターフェースを選んでるだけの話じゃない。利用内容、値段、そして慣れ。
逆にケイタイのメモリが消えちゃって、一から住所録を入力しなきゃいけない時を考えてみればいい。運良く仕事に必要な連絡先なんかは名刺なりで保存してあったとする。人数は100人分と仮定。ケイタイで一から直接入力するのと、然るべきソフトを使ってパソコンで入力した後ケーブルやメールで転送するのと、どっちが多くの人にとって楽か。
扱う人と扱うものによって、適した道具は変わってくるだけのこと。ケイタイの画面でテレビを見るのや圧縮された音楽ファイルをイヤフォンで聞くのに、満足出来る人ばかりという訳ではなく。
世の中にはおもちゃのキーボードで満足する人も居れば、せめて10〜20万くらいの電子ピアノをわざわざ弾き比べして選ぶアマチュアも居て、そしてスタインウェイのグランドピアノをお抱え調律師付きで海外まで空輸する大ピアニストまでも。ピアノに喩えるなら。
まあ当分はテレビとミニコンポとFAXから奪いつつあるポジションで、パソコンが存在するでしょうね。
 
まあ、酷い記事。向こうもこちらも。