ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

ニューロマンサー (ハヤカワ文庫SF)

とりあえず言わせてください。よく最後まで読んだよ、自分。頑張った。
 
・・・それでも分からなかったものは分からなかったのだからしょうがない。
 
「氷(ICE)」ってなんだ?ファイヤーウォールみたいなモンか?と思ってたら、イメージとしては間違ってなかったのだけれど、解説にICEが意味ある単語の頭文字だと知る。
 
本文のみで分かるかあッ!!
 
基本的に読んでいて難儀します。何を言っているのかちんぷんかんぷんですよ。大雑把なイメージは湧くものの、それだけでは上手く理解できず、噛み砕けないままにズルズルと状況が変化して、何が起こっていて何を目的に主人公たちが動いているのか分からぬまま、ジャック・イン、フリップ、ジャック・アウト、そしてアクション。
雰囲気作りを徹底しているのは、語感に独特のテンポがあって面白いのだけれど、でもわかんねえ!!感覚がかけ離れてる。
如何せん、アニメの『攻殻機動隊』で得た感覚のみでは、かなりハードルが高いなあと。初期サイバーパンクは、今の視点で読むと大げさ過ぎる表現形式に感じるのかなあ?
他の作家のサイバーパンク作品を読んでまた読み直してみようかと思います。