ニコニコ動画を専用ブラウザで

タグ検索して「JAZZ」を連続再生。阿部薫やチャールズ・ロイドまで出て来るとは予想外。そして見事にコメントが少ない。そして数少ないコメントに、至言が。
「ニコニコとジャズの相性は悪すぎ」。
なるほど、分かる気もする。
いや、純粋に相性が悪いとは思わないが、ニコニコ動画で盛り上がるネタって、比較的認知度の高いものか、素人でもネタとして盛り上げやすいものなんだよなあ、と。弾幕とか、典型的に。
で、なんでジャズの相性が悪いかっつうと、まず演奏技術やジャンル史が広く認識されてはいないし、如何にもなジャズファンが好む演奏って他ジャンルほどの見た目の派手さとかないし興味ない人間にゃとっつきにくいわなあ、と。ジャズの文脈は、おそらくクラシックの文脈よりも、世の中にあまり理解されていないモノが多いよなあ、多分。
そこにやっとコメントがつき出すと、蘊蓄チャット状態だったりする訳で。素晴らしい。脊髄反射的な表現が大いに排除されているな。
そこにシートベルツとか入ってきて、いや確かに素晴らしい、パフォーマンスもよく分かっていらっしゃる、しかしなんだろうこの一抹の寂しさはと、ああつまりこれが踊るオタと踊らぬオタの差異か、しかしそんなモノにめげず俺はロイドの腰から上の円運動を微笑ましく鑑賞しながら、自らも首を揺らして陶酔するのであった。
 
そうか、リスナー人種とファン人種の乖離だ。踊らぬオタと踊るオタは。どっちも自分じゃ演奏出来ないんだけどな。うわーい。
 
……いや、そんな事よりニコニコ動画が如何に「大衆」のものかを言いたかったんだよ俺は。
でも手書きMADとか作ってるのはアマチュアミュージシャン人種だよね。憎めない。でもリスナー人種はコイツ等がキライ、ファン人種は気安く誉めはするが本気で興味は持ってくれない、と。
 
しかし何にせよ楽しんだモン勝ちなのであった。なので俺は明日もジャズで首を振る。踊れぬジャズはジャズじゃない、しかしフリージャズだからと言って踊れぬ訳ではない、そんな俺が見たい動画はソロの間に踊り出すセロニアス・モンク
どうしてこうもまとまりのない文章になるんだお前は、決まってんだろノリ重視だからだよ、技術?セオリー?クソ食らえ!そんなんだから何をやっても身に付かないじゃお前は反省せえ。