ちょっとだけ読むつもりが一気に半分以上読んでしまって、このペースだと他に何も出来んと泣く泣く今日はページを閉じた『アルジャーノンに花束を』が、相当ずっしりきた。ずっしりをずっしりが覆していくずっしり感。しかし相変わらず自分の日本語力に萎える。いや、わざとやってるだろ。
 
NHK-FMで聴いたヘレン・メリルのヴォーカルと相まって、梅雨前線と雪雲が一遍に来たような気分となったせいで、他のモンが相対的にどうでもよくなる素敵パワー。やっぱりひでえ日本語だ。
 
金が無いからとタバコを我慢しているうちに、酒は飲みたくなるわ、夜食が食いたくなるわ、煩悩ってのはあちらを打てばこちらが出るものなんだなあと、しみじみ考えた。だが、考えても腹は膨れず、快楽も感じない。
 
スイッチが切れない感じ。