デイヴィッド・ブリン『ポストマン』

ポストマン (ハヤカワ文庫SF)

ポストマン (ハヤカワ文庫SF)

主役は女性だったのか。と、あんまり宜しくない書き方をする。
核戦争から20年近く経ったアメリカで、転々と流浪しながら安住の地を求める元民兵の中年男が、偶然見つけたジープから郵便配達員の亡骸を見つけ、服を拝借し郵便物を引き受けた事から、とんとん拍子で郵便配達員として、また復興合衆国という出任せに流されるまま、各地を赴き困難と立ち向かっていくという……そんな話。
まあ、あんまり面白いとは思わなかったなあ……と。アメリカ人の為のアメリカ人によるアメリカ復興SFヒューマンストーリー、てなところか。アメリカ建国史とか知ってたらまた感想が変わるのかも知れんけど……。