田中哲弥『ミッションスクール』

ミッションスクール (ハヤカワ文庫JA)

ミッションスクール (ハヤカワ文庫JA)

読書リハビリに軽めなコレを。
何に喩えればいいんやろか……。
とかく、文体が軽妙。内容はナンセンス。その展開に説明らしき説明もなく、面白ければいいんじゃボケとばかりに、ひたすらキャラを立てる立てる。とにかく女子高生は可愛くて阿呆なんじゃとばかりに書き倒す書き倒す。主観に満ち溢れた形容を並べる並べる。あとは、どじゃーっとモノがぶっ壊れて、ぐっしゃーっとヒトが殺されて、それがおもしろいんじゃろがボケと盛り上げる盛り上げる。多分、女子高生愛。女子高生はSF。すこし不思議。……なるほど!!そういう事だったのか!!
 
だから、連作の一番締めがああなるのか。なるほど。誰も分からん納得の仕方をするな。