「オタクのタブー」なオタクの犯罪を、ああいうカタチで突きつけて、「お前ら何テキトーなこと言ってんだよ。殴る蹴るどころか、刺し殺す燃やすまでやってるじゃねーか」と指摘した某氏。ここまでは素晴らしかった、と思う。俺は。
ただ、蛇足が多すぎたし、本人が他者の反応に対してつけたブクマコメントを漁るとあの記事は本気なのかネタなのか言ってる事の揺らぎっぷりが激しいし、本人がその記事の問題提起の価値を貶めているようで非常に勿体無い。
本気で議論してやればいいのに、と。むしろアレこそ「オタクとは何か」を考えるのに相応しい材料だと思うのに。マスメディアが切り取ってきた「オタク要素」を無批判に受け取るのはどうなのか、と思う節もある。ネクラでその手の収集癖や一人遊びに勤しんでいれば「オタク」とされていやしないか、と。
団塊サラリーマンのお父さん、休みの日はゴルフかテレビ見ながらゴロ寝」並みに、今の若者像には「一人で部屋に籠もってアニメ・マンガ・ゲームにネットなオタク」が社会に流通してるし、実際そうなんじゃなかろうか。ここで、そういう人間が本当に「オタク」なのかはハッキリしないまま。
数が増えれば犯罪をするヤツの人数も増えるし、定義が曖昧なまま流通すれば見解の相違も出てくる。
でも「社会全体で見るとオタクの犯罪は増えている」のは間違いない訳で、もう少し「オタク」側に当事者意識は必要だろう、と。
まあ、問題の本質は「オタク」である事より、あまりにも「個人主義的」な人間である事だと思うけど。だいたい一人遊びの趣味なんてものが「オタク文化」以外の何で代用可能かと。「一人」で居させるから「社会常識」を忘れるんだよ、と。
 
という訳で、粘着質にこのネタをまたやってみたけれど、別に私怨と化してたりする訳ではないです。怒りも冷めました。ただ、せっかくの問題提起が勿体無い。勿体無さ過ぎる。
 
ようするに、「○○ちゃんと仲良くしなさい!じゃないと○○ちゃんに後ろから刺されますよ!」こんな教師居たらまずクビだよ。まあそれより、「××くんもゲーム好きでしょ?○○ちゃんと仲良くしてあげて」だな。これなら合格点だよね。
 
つうか、オタク、団結しろ。あれ?またズレてる?