消化としかいいようがない

今日一日で、『るろ剣』特番と『シムーン』と『ガラスの艦隊』と『アリア』と『N・H・Kにようこそ』と『ひぐらしのなく頃に』を、録画・リアルタイムまぜこぜで観る。オタクなんぞやはり幼稚で偏執狂な阿呆のやることだと、我が身をもって再認識した。
るろ剣』特番で複雑な気持ちに陥ったのは、とりあえず何の足しにもならん自分語りになるだけなので、後で適当な穴を見つけてそこに叫んでおく。
何故か知らぬが、アニオタの書く「現在視聴中作品」のリストを見ると、どういう傾向のオタクか何となく分かってしまう。順位付けや点数付けもそう。あれは恐い。リストからその人物を値踏みする己も恐いし、逆に自分が値踏みされるのも恐い。
いや、好きな作品・ジャンルを話題にしてすぐに盛り上がりたい分にはいいのだろうが。そういう無邪気な分には。下手に罵り合いをする愚か者が悪いのだ。そうに違いない。だが・・・。
自分が好きなモノ・嫌いなモノの傾向さえ理解せずに、オタクを名乗る連中には正直辟易する。惰性になっている姿も嫌になる。大して中身の無い意見で序列や評価をすることに、いったい何の意味があるのか。
近年、放送開始アニメをチェックする際に、「駄作は1話で切れ」「3話まで観て視聴継続か判断しろ」というような風潮が当たり前となっている。地上波だけでも毎日4〜5本以上のアニメが流れる時代じゃ当然の話かも知れない。しかしそうやって視聴作品を絞った結果、毎クール似たような内容のアニメしか観ていない連中も多いのではなかろうか。そんな奴らが本当に「アニメ」としての良し悪しを判断出来るのだろうか。
いっぺん嫌いな傾向の作品を一本だけでいいから見通してみるといい。駄作だと思って切った作品でもいい。意外とツボが分かるかも知れない。どういうパターンで成り立ってるのか勉強になるかも知れない。嫌いな理由がはっきり分かるかも知れない。比較対象を知らぬうちに評価など意味が無い。
自分の身で体得したこだわりを持ち合わせていない人間などオタクではない。マニアでもない。ただの「物好き」だ。そんな連中が何を基準に語り、優劣を判断するのか。むしろ何処に優劣をつける必要があるのか。
 
こんなことを書いているうちに、某男性声優ユニット腐女子向けアニメを見通した過去を思い出した。今考えるとあれは我ながら貴重な経験だ。97〜98年頃は、本当に手当たり次第観てた気がする。しかも切るなんて考え持ってなかったし。「見落とす」はよくやったけど。