グレッグ・ベア『ブラッド・ミュージック』

ブラッド・ミュージック  (ハヤカワ文庫SF)

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

「80年代版幼年期の終り」というオビや解説の言葉に偽りなし。途方もなくスケールがデカい。ヌーサイトという存在は理解し難い。
感想がうまくまとめられない。
しかし、何らかの意思が働いた結末の『幼年期の終り』に対して、この作品は偶然的に発生し適応的に変化したヌーサイトによって結末を迎えるのに、只ならぬ居心地の悪さがある。