最近、無駄にいっぱい夢を見るのが気味悪い。
俺の夢は、奇想文学みたいなのや映画みたいなのを見る人のそれと比べて、酷くスケールが小さいのが嫌いだ。
自分が主役になりたい願望が強く反映されてて、それも嫌いだ。
小中学時代の友人がよく登場する場合が多いのだが、最近の夢は大学時代の友人も混じってて、まるでまだ付き合いのあると思っている人物が既に過去の人になってしまったようで、それもまた嫌いだ。
結局、自己嫌悪に過ぎない訳だが、それでも夢は無意識な何かを意識の片隅に持ち上げてくる。
夢は嫌いだ。
かえって現実を意識させる。
夢なんか大っ嫌いだ。
 
俺は俺が、本当に嫌いだ。
自己嫌悪と自己陶酔は表裏一体であるんだろう、だから嫌いなんだ。