グレッグ・イーガン『祈りの海』

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)

「ああなるほど、イーガン面白い」と『宇宙消失』では手放しに言えなかった感想が、素直に言える。
着想の現代らしさと微妙に典型から外れたオトし方が、短編ならではのシンプルさ故に引き立つ感じ。
ミトコンドリア・イブ」に「イェユーカ」と「祈りの海」、この辺りがやっぱりすごい。
あとは個人的に好みなのは「繭」と「放浪者の軌道」。
まあ、全部面白いな。これの短編は。
「無限の暗殺者」だけは、相変わらず苦手なタイプなのであんまり理解出来てなかったりするが。
 
それにしても、今月新しい短編集が出たのに最初の短編集を読んでるあたり、相変わらず周回遅れが大好きな俺ですね。どうでもいいか。
そんな今年最後の更新。え、今年のアニメ総括書くって話はどうしたって?
 
課題っつうのはサボる為に存在するんですよ。そんなんだから社会人になれんのじゃぼけー。
 
では良いお年を。