シオドア・スタージョン『時間のかかる彫刻』

時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

時間のかかる彫刻 (創元SF文庫)

メリハリない生活の最中で、あんまり集中出来ずにダラダラと読んでいたら、読み始めから一週間弱かかってしまった。
幾つかの作品では、ハーラン・エリスンの『世界の中心で愛をさけんだけもの』と印象が被った。ティーンエイジャーが主役の物なんかが、そう。
「茶色の靴」や「フレミス伯父さん」、「統率者ドーンの<型>」、あと「箱」辺りがツボだった。非SFでは「ジョリー、食い違う」なんかがお話として上手く出来ているなあ、と。
あまり分からなかったのが「<ない>のだった−−本当だ!」と「自殺」。
まあまあ面白かったけれど、イマイチ読んでて盛り上がらなかった。時期を見て再読。